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5Gってなに?

【簡単解説】5Gってなに?【4Gとの違い】

みなさんこんにちは。吉澤です。
3月から各キャリア(AU、ドコモ、ソフトバンク)の「5G」サービスが開始されました。
しかし、テレビ等で言葉はよく耳にはするけど多くの方が5Gってなに?状態であったり、その恩恵を受けられていないのが現状です。
そこで今回は5Gについてわかりやすく解説していきます。

5Gってなに?

5Gとは

5Gとは「5th Generation」の略で、「第5世代移動通信システム」といいます。
携帯電話などの端末に使用される次世代通信規格の5世代目という意味です。
よくWi-Fiの「5GHz」と混同されますが、これはGHz帯という周波数帯を表す言葉で、今回解説する5Gとは全くの別物となります。

5Gの特長

5Gには以下の3つの特長があります。
  • 「高速大容量」
  • 「高信頼・低遅延通信」
  • 「多数同時接続」
この特長について、次項で4Gと5Gを比較しながら解説していきます。

4Gと5Gの違い

4Gとは、第4世代移動通信システムで現在主流のLTEのことです。

4G5G
通信速度50Mbps ~ 1Gbps10 ~ 20Gbps
遅延10ms1ms
同時接続数100,000台/㎢1,000,000台/㎢

高速大容量

5Gではデータ通信速度・容量が格段に上がり、4Gでは時間のかかっていた動画やアプリのダウンロードが大幅に高速化されます。
例えば、2時間の映画をダウンロードする場合、4Gでは数分かかっていましたが、5Gでは数秒で終わってしまいます。

高信頼・低遅延通信

5Gでは、通信遅延が4Gの約1/10に改善されました。
遅延が少なくなればなるほどリアルタイムでのデータ傍受が可能となり、車の自動運転やロボットの遠隔操作など、遅延が許されない技術の信頼性が向上します。

多数同時接続

身の回りのあらゆるモノがインターネットに接続されるIoTの普及につれて、ネットワークに接続される端末が爆発的に増えました。
5Gでは、同時接続台数が4Gの約10倍に増えるため、4G時代よりもより多くの端末をネットワークに接続できるようになり、IoTの普及がさらに拡がるでしょう。

5G利用には5G対応端末が必要

5Gの多くのメリットを紹介しましたが、今すぐ使いたい!と思うかもしれません。
しかし5G通信には、5G対応端末が必要となります。
つまり、5G対応スマホを購入し、各携帯会社で5G対応の料金プランを契約する必要があるのです。
また、5G対応エリア(基地局)も拡大中で、現状ではどこでも使えると言えない状況です。

まとめ ~5Gのこれから~

5Gはサービス開始からまだまもなく、普及があまり進んでいないと言えます。
しかし数年後、5Gが普及しネットワークの性能が上がれば、身の回りのありとあらゆるモノがネットワークに接続され、ネットワーク利用が大幅に拡がります。
そうすれば私たちの生活がより便利で快適なものになることは間違いないでしょう。

2020/07/03
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