Arマーカーってなに?
AR
作成 2020.06.19
更新 2025.09.18

ARマーカーってなに?

みなさんこんにちは吉澤です。

今回は「AR」に使用される「ARマーカー」についてお話ししたいと思います。

ARマーカーとは?

そもそもARマーカーとはなんのなのかという話ですが、ARマーカーとはざっくりいうと「ARコンテンツを表示させるための印」です。
ARマーカーとして登録しておいた写真やイラストを、カメラが認識することで、指定の位置にコンテンツを表示させることができるのです。

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ARマーカーとよく似た技術に「QRコード」がありますが、ARマーカーとQRコードの決定的な違いは、QRコードが扱える情報は、文字情報だけという点になります。
簡単にホームページへ移動できるQRコードですが、URLという文字情報が登録されているだけなのです。

AR・ARマーカーの種類

AR・ARマーカーには、いつか種類があります。それぞれ特徴があり、ARマーカーの使いどころも様々です。

画像認識型AR

指定ルールマーカー型

四角い枠に囲まれたARマーカーをカメラで読み取ることでコンテンツを表示させます。
表示させたい位置へ直接ARマーカーを設置するため、正確な場所へのコンテンツ表示が出来ますが、必ずARマーカーが必要になります。

フリーマーカー型

マーカー型のような枠に囲われた四角のマーカーを用意するといったルールがなく、自由に写真やイラスト等をマーカーとして登録することが出来ます。
デザイン性を欠くことなく設置ができるため、マーカー型よりも優れているといえますが、認識の精度に関しては登録する写真やイラストに左右されるため、指定マーカー型よりも安定性が低下す場合があります。

位置認識型AR

位置認識型は、スマホ等のデバイスから取得したGPS情報に対し、ARコンテンツを表示させます。
道案内(ナビ)アプリでよく見られます。マーカーの設置が不要で、屋外での使用に適していますが、ARコンテンツの表示はGPS情報の精度に左右されるため、正確な位置を求められる屋内での使用やGPSが取得しづらい場面では不向きと言えます。

空間認識型AR

空間認識型は、カメラの空間認識技術を使用して実空間の物体の奥行や高さを取得し、ユーザーが指定する場所へコンテンツを配置することが出来ます。
実際の家具や家電そっくりに作られた3Dオブジェクトを実空間配置できるため、家具や家電の試し置きシミュレーションによく使われます。

まとめ

いかがだったでしょうか。ARマーカー。ARといってもこれだけ種類があります。開発側としては様々な種類があり、開発の幅が増えるのでこれからどんどん技術の発展を願っています!

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